双胎間輸血症候群 (TTTS )
一卵性双生児の妊娠の確率が0.4%
その中で、ひとつの胎盤を分け合っている双子(一絨毛膜双胎)の約10%が発症する病気。
MM双胎、MD双胎の双子ちゃんの特有のトラブルです。
胎盤内で双子の欠陥がつながっていて(吻合血管)その血流のバランスがくずれてしまう。
そのため、血液がたくさん来る方の赤ちゃん(受血児)は羊水過多になり心不全に。
血液があまり来ない方の赤ちゃん(供血児)は羊水過少になり腎不全を引き起こす。最悪の場合、胎児死亡となる。
循環する血液の量が多すぎても少なすぎても、赤ちゃんの体に悪影響が及びます。治療を行わずに放置すると、赤ちゃんが2人ともお腹の中で死亡してしまう恐れがあります。
妊娠の初期だとたすからない場合も多く
中期だと レーザーで2人共無事出産まで辿りついている方も多いです。
私のように後期の方が、なかなか検索しても
出てこず よくわからないです。
ほとんどの方が中期くらいまでにはTTTS 発症されているようです。
☆治療法☆
胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術
妊娠16週以上~26週未満で双胎間輸血症候群と診断された場合、多くは胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術が行われます。
これは、供血児と受血児をつなぐ血管(胎盤吻合血管)をレーザーで凝固する治療法です。双胎間輸血症候群の原因と考えられる血管を遮断することで、2人の赤ちゃんの間の血流のアンバランスを改善できる可能性があります。
この手術による胎児の生存率は80%前後で、神経部分の後遺症が残る確率は約5%まで下げることができます
ただし、胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術を受けられる国内の医療機関は限られており7〜8ヶ所の病院でしか行われていません。
☆羊水吸引除去術☆
破水している、切迫流産・切迫早産の兆候が出ている、母体合併症や感染症が見られる、などの理由で、胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術を実施できない場合、羊水吸引除去術を行うこともあります。
羊水吸引除去術とは、羊水過多になった受血児の羊水を吸引する治療法です。局所麻酔をした妊婦さんのお腹に小さな針を刺し、受血児側の余分な羊水を除去します。羊水過多による子宮収縮などの症状を改善し、妊娠期間を延ばすことが目的です。
ただし、一度羊水を吸引しても、多くの場合羊水が再び溜まってしまうため、何度も繰り返して行う必要があります。
羊水吸引除去術を行った場合の胎児の生存率は約60%で、神経部分の後遺症が残る確率は約20~25%あるとされます。
ずっとベッドで寝ていて
あの日、あの時
戻りたい。
後悔ばかり考えて
どうして どうしてと
考えても仕方のないことばかりを考えていました。
1人が亡くなってしまい
また もう1人も亡くなってしまったら、、
生まれてきて脳に障害が残ったら、、
私は、、とグルグル考えていました。
昨日、パパから電話があり
長男が電話で話したいと言うので変わり
「元気?」と聞かれ
「うん」と答えました。
次に次男が電話に変わりたいと言うので変わると
「元気?大丈夫?頑張って元気な赤ちゃん産んでね」と言われて
まだ子供達には1人が、亡くなったことを伝えておらず 楽しみに双子が産まれてくると思っているのに
本当に申し訳ない気持ちで一杯になりました。
生きてくれているほうの子は、元気で毎日お腹の中で動き回っていてNSTをとるのも一苦労な感じで
今朝、主治医の先生も笑っていました。
主治医の先生に聞いたところ
「もし この子が元気に産まれたとして障害、後遺症が残る確率は、どのくらいか?障害の場所は脳が多いですか?」
主治医
「脳の障害が多いです。20%くらいです。産まれてすぐにもわからない場合も多く 成長段階で わかる場合も多い」
「出産は34週超えたあたりですか?」
主治医
「まずは、目指しているのは34週ですが
張りや早産傾向がなければ、やはり34週はまだ未熟なので できるだけ 伸ばそうかと思っています」
「亡くなった子が長くお腹にいることは、大丈夫なのですか?」
主治医
「血液検査をしていますので その炎症反応が
上がってきて 熱が出たりしだしたら
もう出したほうがいいかもしれないので
細かく 血液検査をしていきます」
ということでした。
明日、また羊水を抜く作業をするようです。